好き嫌い

  • LINEで送る

先日の話。
ひょんなことから、唐津地区でもっとも売れまくっている
ステーキハウスの社長さんと、食事する機会を持つことができました。
料理を生業とされる方の話を、食事をしながら聞くのは非常に楽しく
先日も、かなり印象的な言葉を仕入れてしまいました。
それは。
「食べ物の好き嫌いが、全くない人は、味音痴だぁ!」という持論。
へー。
彼曰く
人間、感覚が鋭敏だからこそ自己防衛本能があるわけで。
世の中には、色・味・香り・においなどなど、さまざまな食べ物が混在しており
反射的に好きになるものがあれば、嫌うものだって、あって当たり前。
ハナっから、すべてを無条件で取り入れるのは、まさに人間としての神経が鈍っている証拠。
ということ。
で、この考えに基づくと、僕の周りにいる好き嫌いのない人は
●本当に鈍感で味オンチである
●教育の名目で両親や周りの人たちに、無理やり鈍感にさせられた
以上のどっちか・・・っちゅうことになるのね。
社長さんの言を借りれば。
食べ物の好き嫌いは、
「無理やりなくすものではなく、どう うまそーに、演出するか?」 で「消える」そうな。
「治る」のではなく、「消える」。 ここがポイント。
つまり好き嫌いをいう子供に罪はなく、むしろ鋭敏であることを評価されるべきだ、と。
「栄養」「わがまま」・・・こんな視点で、子供に食事の好き嫌い解消を迫っても
人間の持つ動物的な感覚からモノを考えると、本末転倒。
ゆえに。この社長。
ステーキハウスの入り口の待合席に待つ客に、ステーキの香りをひたすら漂わせる。
空腹の客には、最高の拷問。 ようやく席に着くと、みな笑顔で舌鼓を打つわけね。
江戸時代の鰻屋のセオリー「煙を食わせる」を実行しているわけで、
人間の本能を十分についた戦術だなぁと、ただただ関心しています。はい。あー腹へった。。。


で、僕の好き嫌い。
納豆が食えない。どうしても。
何十回と試しました。番組でも「納豆をうまく食う方法」を特集したことがあるほど。
でも普通の納豆は食べられない。
でもうまそうに見える。だってご飯がすき。。大豆も大好き。。。のりも卵もしょうゆも好き。
けど、食えん。
昔は食えないものが、まだまだたくさんあった。
においがダメなチーズ・ピーマン・パセリ・セロリ。
食感がダメでカボチャ・ナス・大豆・枝豆・小豆・・・豆類全般。
ほかにもいろいろあったが、すべて消えた
「治された」記憶はない。むしろ無理やり食わされたころはひたすら悪い印象しかなかったもんなぁ。
だから、社長の言は当たっていると思う。元偏食家の実体験から・・・。

  • LINEで送る

コメントを残す

*