最近、ケータイのカメラでパチリ・・・というか、ジーっと狙った瞬間、
突如画面にURLが現れる・・そんな不思議な模様が、町のあちこちにあります。
だまし絵のような正方形、それがQRコードです。
今じゃ、チラシやポスターの片隅にあちこち載っていますよね。
で、なんでこんなもんが生まれたのか?
そもそもバーコードとは、読み取りの速さと正確さ、操作性の高さなどから急速に普及しましたが、
「情報量を増やす」ことのニーズが生まれてきました。
情報量を増やせばバーコードの面積が増えると、印刷コストが増える・・・それをなんとかせなごて。。
という発想から生まれた、「二次元コード」のことだそうな。
quadrate・・・ そこから来たのがQRコードげな。
ところで。
僕らも、世に出すポスターにこのQRコードを一緒に掲載したいのね。
紙媒体とケータイ端末とのメディアミックスを目指すために・・・。
ところが。
電車の中吊り等の規格であるB3ポスターに、QRコードを載せると・・・。
鉄道会社からクレームが入ります。なんでか?
「電車の中での携帯電話使用を自粛するよう、アナウンスしている以上、看過できません。」
とのこと。
うーむ、そうかぁ。チラシや新聞ならいざ知らず、電車への掲載物にQRコードを載せると
「そらそら!ケータイを、電車の中でガン!っと使っちゃらんね!」と、あおっていることになるのか。
とはいえ。
じゃあ他の中吊りに載っている、電話番号やURL・・・
これはどうなんだろうか?
そもそも、ケータイの車内操作自粛って、どんな操作を自粛させているのだろうか?
なんでんかんでん? それとも通話? それともマナーモードにしていないこと?
よくわからん。
心臓ペースメーカーへの影響もよく聴きます。ところが九州大学は25cmまで近づかない限り
全く影響はないという理由から、病院内使用を解禁しました。
いやいや満員電車なら1cmの距離になるだろ!と言われると・・・、
確かにそうなのですが、満員電車ではQRコードの撮影なんかできんやろ!
となると、QRコードのスキャンをする人は、あくまで透いているときの電車の乗客が対象・・・・
あー、わからんくなってきた。堂々巡りな議論やなこりゃ。
あなた様は、どげん思いますか、この問題???
で、
写真に撮ったやつも、結局は車内吊りのB3ポスターでして。
要は「自粛」とは言うものの、広告掲載料が欲しいゆえに
黙認していることも事実。結局はやったモン勝ち。
予め問い合わせた会社にだけNGを出すそうな。
この話を聴くと、ホンネのところの方針がどうなっているのかも、はっきりいってよくわからん。