恥ずかしい話ですが、ボクはいまだに「除夜の鐘」というものを
突いたことがありません。
かつてはテレビでもラジオでも「この寺に行けば除夜の鐘を突ける!」なんて
情報コーナーをギャグタッチで取材・放送までしたことがあるのに・・・。
とはいうものの、実を申しますとさらにこまったことに
年末に自宅にいながら、除夜の鐘の音を「聴いた」ことすらないのです。
今まで住んできたところといえば、マンションばかりでして
一軒家にいても近所にあったのは神社だけでして、寺がなかったのです。
幸い自分の友人に僧侶がひとりおりますが、年末の大晦日といえば
彼は殊のほか忙しそうにしておりましたし、そもそもそのお寺に鐘なんぞ
あったかなぁ?と思い返してしまうのです。
普通、お寺に行けばまず鐘があるかどうかなんて、気になるところですが、
ボクの友人のお寺では長年悪いことばかりして参りましたので、
お寺として改めて見るどころか、煩悩の塊のままで境内に入っているもんで
「喝!」とか言われてぶん殴られても、おかしくないわけでして。
それにしても、あくまで聴いた話ですが除夜の鐘は、人間の「四苦八苦」
から「4×9+8×9」で108回突くようになったとか。
ということは「しくはっく」とか「しく36。はっく72。」とかの
語呂合わせからこの風習が来ていることを考えると、日本だけの習慣でしょうか?
そういえば、除夜の鐘を鳴らすなんて風習をヨソの国で聞いたことないもんな。
韓国にも日本のような仏教のお寺はあります。「チョル」といいます。
そこにも確か梵鐘はあったはずですけど、果てさて年末にどついていたかどうか?
うーん、そう考えると、この除夜の鐘の風習っちゅうのはどこから来たのだろう?
そしてさらに考えを進めると、掛け算の「九九」っちゅうのは誰が考えたんだろう?
そんなどうでもいいことを、きょう一日ずーっと考えていました。
まさに煩悩の塊。。。。
まずはこういう無駄なことに時間を費やす頭をゴーンと叩き潰したいとこですけど(^^)ゞ
やれやれ、今年一年が終わろうというのに、また変な悩みにぶつかった。
後ほど、自分で調べるか・・・。知ってる人いたら教えてね。
そういえば余談ですが、最近「無人自動鐘突き機」みたいなのがあるそうです。
定時になると、誰もいなくても自動的に動いて「ゴ~~~ン」と鳴らすそうな。
味気ねーよなー。
でも一方で、この「無人自動鐘突き機」に細かいデータがインプットされていて
うるう年をきちんとわかってるとか、毎年12月31日は22時ごろから自動的に
108発、ぶち鳴らしてくれるとか。。。
そこまでやってくれると、かえって面白く・・・・・ねーか。
なんのための梵鐘やねん?ってことか。
戦争を経て、今なお各名刹に残る梵鐘は、それぞれ守っていって
それぞれの方々の手によって鳴らし続けないといけないのかな。
梵鐘の音もある意味、その町の風景の象徴やもんね。