省みる

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さてついに2004年もきょう一日限りとなってしまいましたね。
きょうまでの365日間、本当にお疲れ様でした。
そしてこのブログをほぼ毎日見ていただいた、お暇なあなたに感謝いたします。
来年は、もっと素敵な暇つぶしの時間を提供すべく、セコセコ書きますね。
で、晦(つごもり)に自分の生きてきた道を省みることは、
はっきり言ってイヤなんですけど、大切なことですよね。
そういう意味では、僕の場合はこの日記を付けていることで
例年に比べて格段に記憶が具体的で、この日にこんなことで迷っていたなぁ
みたいなことが、すぐに頭に浮かびます。
やはり日記っちゅうのは、なかなか人間にとって効果的な存在なんですねぇ。
さて。
「省みる(かえりみる)」にあたって、かつて使われていた文言を
引用してみたいと思います。
正確に言いますと「かつて使われていた」というのは正しくありません。
今も使われています。さてそれは何か?
「五省(ごせい)」と言います。五つの反省とでも言いましょうか・・・?
五省とは・・・
広島県江田島にあった海軍兵学校で、生徒が毎日の自習時間の最後に暗唱したものだそうです。
さてさてその内容たるや、硬派そのもの(^^)ゞ
 一、至誠(しせい)に悖(もと)るなかりしか
   (誠実さに背いていなかったか)  
 一、言行(げんこう)に恥ずるなかりしか
   (言動に恥ずかしい点はなかったか) 
 一、気力に缺(か)くるなかりしか
   (精神力に欠いた点はなかったか)
 一、努力に憾(うら)みなかりしか
   (努力するのに心残りはなかったか)
 一、不精(ぶしょう)に亘(わた)るなかりしか
   (怠けてものぐさになっていなかったか)
さてボクの2004年をこの五省に当てはめてみると、すべて
「うんにゃ、ありましたm(__)m ごめんちゃい」と、言うしかないなぁ。
要所要所で不誠実なとこあったしなぁ。言動はギャグばっか。
根はサボり屋だしなぁ。不精そのものだべさ。
じゃあ2005年は、誠実に生きるのか?努力を怠らないのか?と
問われると・・・、うーんたぶん無理やね、と答えるしかない。
何事もほどほどがいいと思うのね。適度に誠実、適度に「テキトー」。
それで許して。では、みなさま。よいお年をお過ごし下さいませ。


ちなみに、広島・江田島の海上自衛隊幹部候補生学校では
現在もこの五省の暗唱が行われているそうですよ。
海に出る人は、自分の気の緩みが海難事故を引き起こし
下手したらクルー全員の命を危険にさらすことになるので、
このような精神鍛錬は必要となってくるのでしょうねぇ。
しかし重い言葉だよなぁ。
こうやって呑気に年末年始を迎えている僕らですけど、
自衛隊や海上保安、警察、消防の人たちは今日も粛々と勤務に就いてるんだよなぁ。
そういった日本の治安を守っている方をはじめ、大晦日も仕事に就いている方に
感謝いたします。がんばってください。
こんなブログで「感謝」なーんて言うから「
至誠に悖る」んかなぁ。
とにかく、2005年もよろしくお願いいたします!

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