元来、呑み助っちゅう男は「甘いもんなんざ食えるか!」と言うほど、甘味を忌み嫌うもんです。
甘いものが好きな男なんざ、男らしさのかけらもねー! っちゅうことでしょうか?
ところが僕を含め、だいたいの元体育会系の連中は「大酒呑みで甘いもの好き」というのが多い。
理由はカンタンで「消費エネルギーが多かったから」だけです。
若かりしころは、汗と脂と砂埃のニオイを充満させながら、集団で特大パフェなどを食べに行ってた
もんです。今思うと営業妨害と思われても仕方ない輩でしたが。。。
そんな僕も、この15年で甘いものへの嗜好が完全に固まり、いろいろ食べるにせよ最も好むものは
これしかない!という風に視野が狭くなりつつあります。それがこれ!
ザッハ・トルテです。ご存知でしょうか?ウィーン菓子の名物中の名物。
菓子職人のフランツ・ザッハという方が作り出したチョコレートケーキなので、この名が付いています。
ippeichanなんか、焼そばにしか名前が付いていないというのに_| ̄|○
こいつを皿の脇に乗ったホイップクリームをつけて食い、濃いブラックコーヒーをその後に飲むと
失神してぶっ倒れるほどの、甘みと香りが全身に走り渡ります。
チョコレートを甘みだけで食するのが、ヤボな話で、このザッハトルテはチョコレートの香りと、味そして
口当たりや歯ざわりなど五感全部で味わえるから、たまらん。
「サクッ!」って言うんですよ。チョコが。ポテトチップかよ!?と言わんばかりの歯ごたえと音。たまらん。
チョコ味のスポンジの隙間隙間にアプリコット(あんず)のジャムが塗ってある。これもたまらん。
まわりのチョコレートによるコーティングは、職人技で成り立つ品だそうな。熱いチョコを一瞬にして塗る
ような芸当ができないと完成せんとか。唸るなぁ。
このところ何かと話題が豊富で、百貨店で売りも多いスイーツですけど、
どうもPatisserie(パティスリー:フランス語で「お菓子」)とかDolce(ドルチェ:イタリア語で「お菓子」)に
偏りすぎてねーか?と思ってしまう。あまり賛同者を集められないのですけど。。。
僕はヨーロッパ自体に行ったことすらないのですが、
どういうわけか、文化の嗜好は「敗戦国」に偏ってたりするのねん。理由はわかんないけど。。。
ちなみに。
ドイツ語でお菓子は「クーヘン:KUCHEN」。そうバームクーヘンのクーヘンです。
昔はそういう意味じゃ、ドイツ菓子やウィーン菓子も結構人気だったんだけどなぁ。
かつてはIMSの一階に、オーストリアでは有名だったカフェオーバーラーという喫茶店+
ケーキ屋であるウィーン・オーバーラーっちゅう店がありました。
残念ながら閉店しましたが・・・_| ̄|○
今、本格的なザッハトルテを食べられるのは「サイラー」だけ(だと思う、たぶん)。
福岡市南区寺塚にございます。メインはパン屋ですけどね。
ここの大将がオーストリア人。だから当然うまい。連日客が多くてこまったもんだ。
イートインもOKで、駐車場有。一度行ってみて下さい。ハマりますばい。
どうでもいい話かもしんないけど、
昔バレンタインのチョコレートとして、このザッハトルテをくれた女性がいた。
「センスがいいなぁ。。」と唸ってしまった。こんな女と結婚すべきだったな。
うぎゃ~~たまらん!
いっぺいちゃんったら~ダイエット公言したあとでこんなん見せるかぁ??
でも、もっかい戻って見ちゃった~
おいしそうね ^^
ダイエット成功したら 食べにいこう!オアズケ^^;