僕のビジネス論

知的財産管理

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仕事で有田町へ行きました。異動前ですのでこれが最後ですけど。その中で今回、仕事を一緒にしてきた陶芸家さんから、ある相談を受けていました。それは「知的財産管理」について。今回、仕事をご一緒した陶芸家さんは、数年前に「ハート型カップ」というものを製造・販売しました。

白磁のカップがハート型になっており、紅茶を注ぐと、小さいハートが、だんだん大きくなるという視覚的にも非常に面白く、紅茶をたしなめるという、類稀な逸品です。最近は東京の喫茶店なども使用をはじめ、最新の情報では黒木瞳さんの目に留まったとか。注文も入っているそうですよ!

ところが。

要はこいつの模倣品が出回っているのですよ。こいつはこまった。模倣品が出回ると逸失利益というのは膨大に膨らみます。この模倣品の製造販売を阻止するために、どんな策があるのか?ということを知りたがっていたのです。

僕の場合、権利関係の知識はありますものの、実務はまったくのド素人なので、専門家の方をお連れして相談に入ったのです。

実用新案特許をとる方法、意匠権を申請して対抗する方法、などなど。

ただしどれも一長一短あるんですよね。申請して認められるまでに年数がかかったり、即時性や強制性といった力が、なかなか及ばなかったり。昨今では中国を中心に、コピーブランドや海賊版、模倣品などで多額の利益を上げている輩が増えています。WTOにまで加盟しておいて、世界のビジネスのルールを守らないとは本当に不届き千万。

発明品に留まらず、世の中には知的財産であふれかえっています。

出す側も使う側も、知的財産についての知識をしっかりと知る必要がありますな。知識さえあれば、一般の人々の創作活動がすべてお金に変わるかもしれないんだから。新しいビジネスチャンスをつかめば日本の景気も変わるはず。

有田焼の新生コーヒーカップも、その対象だからこそ、権利関係をしっかりと築いて世に出回ってほしいもんです。そうじゃないと創作家の意欲もそがれるよな。伝統芸能や伝統文化、伝統産業も日の目を見なくなってしまう。それじゃ希望が持てないべ。

ちなみに。たいしたものではございませんが、このブログだって知的財産の対象。「発表」した段階から「著作権」という権利が発生します。
基本的には教材使用や引用による紹介を除き、二次使用には著作者の許可が必要で有償無償の交渉も必要となってきます。って言っても、無償かつ好意的に使用している限りは、基本的にトラブルは起こらないですけどね。

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コメント

  1. ちさりん より:

    猪木が 1・2・3ダーの特許とったとかって~
    あんなのと一緒かぁ?
    これはつくらんだろうって物まで こまか~く登録してた^^;
    認められる前に 類似品がでまわっちゃいそうね~
    でも 素敵な商品ね♪ 結婚式の引き出物やお祝いにいい☆
    何かいい方法 ないもんかねぇ

  2. ちさりん より:

    あっ あれって登録商標かぁ?><

  3. ippei より:

    ちさりんさん
    カワイイでしょ。これ。
    実際に手にとって持つと、結構驚きますよ!
    これはマジでオススメです。

  4. ちさりん より:

    焼物好きで有田陶器市も何度か行ったよ~
    上の子を妊娠中にも^^;
    しかも妊娠9ヶ月目のくせして!!
    実際に手にとって見てみたい☆

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