僕のビジネス論

書評|公認会計士萌ちゃん (1)  ・・・マンガの威力

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元来、文字だけの書籍よりもマンガを好んで読んでいたのが僕です。かなり昔からの傾向でしたけど。

けどそんな自分の生活習慣を少しは変えようかと思い、この2月に持っていたマンガを99.9%処分しました。

300冊近くあったマンガたちは、たった3000円弱で市場に出回ってしまいました。いくらなんでもタタきすぎやろ?!ブッ○○フ。残りの0.1%は、じゃあ何なんだ?ということですが、かつて見たことのない分野がマンガになっていて、思わず買ってしまって以来、どうしてもしばらく手元に置いておきたいと思い、売らずに残しています。
それがこれ。

公認会計士萌ちゃん (1)

posted with amazlet on 07.09.15
山田 真哉 高野 洋
集英社 (2004/04/19)

もともとは「女子大生会計士の事件簿」という小説がベースになって生まれたマンガなのです。小説はまだまだ続いていて、公式サイトも
出来上がっているので、こちらもチェックしてみてくださいな。

 

それにしても。
マンガのあとがきにも書かれているのですが、公認会計士の仕事が題材に選ばれてマンガになるというのは前代未聞でしょう。そもそも公認会計士という職種が何で、どんなことをしているのか?普通の人はまったく知らないし、別に知る必要もないでしょうし
興味すら起こらないでしょうね。

ちょっとでも興味がある方は、このマンガをぜひ読んでみてください。

 

まぁ僕の場合はたまたま友人に公認会計士が一人いるから仕事の実情や、日ごろの仕事の大変さなんかもちょいちょい耳に入ってくるものの。。。でも、そんな彼らの本来の存在意義もストーリーの中できっちりと描かれていることも、このマンガのすごさと感じたわけです。
その上、結構ネタもタイムリーで、粉飾決算やV字回復、敵対的TOBなどなど、よく日経新聞で見かけるネタが、このマンガで描かれているのも時代をつかんでいるなぁと感心しきり。

 

その昔、ナニワ金融道が出たときも、当時大学で僕は民法を習っていただけに連帯保証や担保設定の実務をマンガで目の当たりにでき、
マンガの読破が、そのまま結果的に勉強になったことを記憶しています。こういったマンガが世に次々と出て、人々に読まれている事実って金融・会計を始めたとして経済全般への興味関心が、この10年で飛躍的に高まっていることを表す傾向のひとつかもしれません。

やっぱり何でも題材になるし、深く知ると何事も面白いもんですねぇ。
マンガにできないネタはないもんですな。

ちなみに。
マンガの中に書かれていた表現として、笑ったのは公認会計士の仕事の
マイナーぶりの例え。
果物で言えば。。。。ビワ
スポーツで言えば。。。ハンドボール
関東で言えば。。。埼玉
九州で言えば。。。佐賀
そんな業種だとさ。実際のところどうなのでしょうか?!

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