「あたる」季節なのか?

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先日、会社の同僚が激しい腹痛に見舞われ、会社を数日休んだ。
拾い食いでもしたんじゃねーか?という、どうでもいい憶測が飛びつつ、ようやく復帰。
ちなみに女性である。かわいそうに。
そんな矢先にこの記事。。。

中国から輸入のカンパチなど、アニサキスを確認[2005.06.16]
 厚生労働、農水両省は15日、中国から昨秋以降に輸入し、国内で養殖しているカンパチとイサキの
一部から、生で食べると腹痛を引き起こす寄生虫「アニサキス幼虫」が確認されたと発表した。
 まだ市場に出荷するほど成長していないが、両省は、養殖・加工業者らに輸入自粛を求めるとともに、
寄生した可能性のある魚を出荷する際は、冷凍して死滅処理するよう指導した。出荷前には保健所が
処理状況を確認する方針。

腸炎になったそうな。彼女は。。。
自慢ではないが、僕は牡蠣にあたったことが、3回ほど。さらに寄生虫「アニサキス幼虫」様に
当てていただいたことが1回あります。
「アニサキス」様の胃腸内での暴れ方は尋常ではござりません。。
僕は前日夜に食べた、博多名物「ごまさば」でやられました。
彼は魚の身の間に隠れているそうです。そして胃に入りますと、すかさず活動を開始します。
何をするのか?
胃の内壁を「噛む」んですよ。パクパクってね。そのような、非常にアナログかつ手間をかけた方法で
人間様の胃を痛めつけるとです。
翌日、ぼろぼろの私は某病院へ駆け込む。すかさず胃カメラの準備。
そのときの医者は悪意があったのかどうか、ぜんぜんわかりませんが胃カメラのモニターを
僕に見せながら、「実況」を始めました。
「ほーらおった!」
「今から捕まえるから、見とってなー。」
口を「お」の形にしてうなづく僕。
「うっ!取れない。こら!離しなさい!その口を離さんか!!」
アニサキスは日本語がわかるようだ。だから医者は話しかけているのであろう。
しばらくの格闘の末、アニサキス様は下界に戻られました。
ニヤニヤした医者は小瓶にアニサキス様を入れ、
「お土産です」と言い放った。悪趣味やなぁ。
一度、魚にあたると、こんなことが待っています。
ゆえに一度あたると普通は魚嫌い、貝嫌いになるものです。
なのに、僕は相変わらず「ゴマサバ」を食べ、ちょっとだけ火を入れた「レア」の貝を嗜みます。
馬鹿は死ななきゃ直らないのかもしれません。


ちなみに。
いただいたアニサキス様は、このあとどうなるのだろうか?と思い、
自宅の冷蔵庫内で、しばらく飼ってみることにした。
もちろんエサは与えない。
1週間たったある日、覗いてみると。。。。まだ動いていた。
寄生虫の生命力ってすごい。
ちなみに人間の体内には、いろんなところにいろんな寄生虫が住んでいるようです。
痛みさえ与えないならば、住んでてもらって、かまわんっちゃけどね。

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