というわけで、沖縄に来てしまった。
なぜ来たのか?たいした理由があるわけでもないのです。まぁ今回、三線の師匠であるフジイさんとノリさんとが、「沖縄に行く?」と僕を誘ってくれただけです。ただ、2人は福岡でも指折りの「沖縄に知り合いが多い人」。
アジア諸国同様、人のつながりが今後につながる沖縄であるだけに、お二方と沖縄に行くこと自体、非常に貴重な機会に恵まれ、また数々のキーパーソンとの出会いが期待できるからなのです。とか、書くともっともらしいですが、要は適当に理由をつけて単に遊びに行っただけ。
で、食べ物の話。今回の渡航中に、鉄火丼を平らげた。場所は那覇市港町1-1-1 にある「えんがん」 まさかシマで、マグロのヅケ丼を食することができるとは思わなんだ。まぁこんな感じ。めっちゃうまかった。あっという間に食ってしまった。
ここを教えてくれたのはフジイさん。福岡育ちの彼が、一時期働いていたのが沖縄。ナイチの人間が、日ごろの生活で足で探した「口に合う料理」だから、僕らに合うのもうなづける。転勤などで沖縄に行くとなると、たとえどれだけ沖縄好きでも、ナイチの食事に帰りたくなることが絶対にあるはず。こういう食生活の苦労というのは、移住した人でなければ決してわからない。そんな彼が「毎日の生活の中で探し出した一品だから・・・」とイチオシした。
そう考えると、おいしさの奥に人の苦労を垣間見てしまった。観光では探し出せない、そんな沖縄の別の一面を見た食事でした。