ソフトバンク、投資2兆円規模「ボーダフォン日本」買収へ[2006.03.04]
ソフトバンクは4日、携帯電話世界最大手の英ボーダフォンから日本法人の事業を買収する交渉を進めていることを明らかにした。売却価格は1兆5000億円~2兆円に達するとみられている。英ボーダフォンはすでに「売却交渉を進めている」との声明を発表しており、合意に至れば固定通信と移動体通信の両サービスを持つ、NTTグループ、KDDIに次ぐ、総合通信企業が誕生する。しかし、日本の携帯業界は12年ぶりに新規参入が認められたうえ、11月からは事業者を変えても電話番号を変えなくてもすむ番号ポータビリティー制度が導入されるために、競争激化は必至で収益性はますます厳しくなるとみられている。(産経新聞)
ついにソフトバンクが携帯電話を手にしました。CP達がずーっと欲しがっていた携帯電話会社。新規参入の認可申請をしてもなかなかお上がウンと言ってくれない極めて閉鎖的な業界。だからこそ、手に入れるのにもっとも手っ取り早いのが、やっぱり「M&A」ですね。許認可の厚い壁に守られながら莫大な収益を上げている業界というのは参入障壁が厚く以前は、新しく商売することができなかったものです。
でも、そんな話も「今は昔」。新規参入ができなきゃ、既存企業を買収すりゃいい話であり。その会社の業績が芳しくなけりゃ、買収対象企業も渡りに船っちゅうわけで。ボーダフォンはやはり苦戦を強いられているのは明白で、日本テレコムやYahooBBの客を持つソフトバンクがボーダフォンを買収してくれた方が顧客囲い込みの面でのシナジー効果がある分やはり決して悪い話じゃない。ソフトバンクはこれで通信全般+コンテンツを持ったことになったな。コンテンツは野球ね。
ということは…
ソフトバンクが積極的な戦略に打って出たら。面白いコンテンツをエンドユーザーは益々「通信を介在して」見聞きするようになるな。人の1日は24時間しかない。その24時間の間に触れる時間がテレビ・ラジオより携帯・PCの方が多くなったとき。。これがXデーだよな。
さて、僕はこのニュース。かなりデカイ話じゃないかな?と思うわけです。2006年って、やっぱ通信業界に大きな動きがあるんだなぁ。今の段階では、僕一人の力ではどうしようもないが。うーむ。
でかいよ。今朝の朝日は真剣に読んだね。
でもやりそうな気はしたけど。