機会コスト(オポチュニティコスト:opportunity cost)とは?
機会費用という言葉をご存知でしょうか?一言で表すならば…
→ある経済的行為を行うことにより、放棄しなければいけない利益が発生すること。
例)ある決定を下した場合に、他のもっとも有利な選択肢から得られたであろう利益を指します。その 1つの選択肢を選んだために、他の選択肢から得られたであろう利益を取り損ねるということから、逸失利益と呼ぶこともあります。
??? ちょっとわかりにくい表現ですが。
で、話は例のNTVP村口さんとのお話に戻ります。
実はとある大学から講師として来てもらいたいという依頼を受けた、と。学生さんからの熱っぽい依頼だ。でもそこに村口さんは大いに疑問を感じたそうな。
別に露骨に言う気はないけど、そこへ伺うことで僕にはどれだけの「利」があるのか?がわからない…ということ。
学生たちは「僕たち勉強してます」「そんな僕らのために来てください!」という依頼に終始した。だったらあえてそれを問いたい。と。たとえ交通費や謝礼が出たところで、そこにはやはり「機会コスト」がある。
ひょっとしたら運命を変えるような人と出会えるかも。びっくりするような投資案件と出会えるかも。そんな思いを払拭するだけの「熱意」より「材料」を示せ。ということでしょう。うなづけます。
機会コストを意識させない満足度を顧客に提供する気合も必要!
客にモノを売るとき、「ウチの商品はすごかとです。買ってくんなまし!」と一生懸命言っても、そこにつっこむ500円が、5分後にそのお客さんにとって、もっとハッピーな商品に変わる別の可能性がある以上、そこで「よか商品ですけん」とだけ言われたところで、買う判断は下さない。。。わけですよね。通常なら。
だな。
結局、そこにも顧客満足の視点が必要なわけで。いかに機会コストを意識させないレベルの満足を提供するかがすべてだなぁ。と自分の日ごろを考え直させるお話を聴いてしまった。
いわゆるテレビの視聴率争いや、その途中で発生する「ザッピング」なんかはこの典型例。
ひょっとして今面白くなってんじゃ?とか
何かすごい番組やってんじゃないか?とか
人は思うからチャンネルをポチポチ変える。変えさせない番組作り。それも機会コストの概念に沿った考え方に答えがあると思うな。