さて、韓国展望所まで足を延ばしました。実はここも23年前に伺った場所です。イラっとするような恰好ですみません。。時代ですのでお許しを。
で。
その当時、看板だけがあり、ここから韓国が見える。。。だから何?的な場所だったのですが。。。そんなイメージのまま現地に向かうと。
行ってみて、驚いた。
すんごい建物が建ってる。観光客も多い。
僕が行った時も、中にいる子はほとんど韓国からの観光客。表に出たとき、ちょうど女の子2人がいました。
その後は日本人タクシーの運転士さんが連れてきた50歳代くらいの韓国人夫婦が訪れる。。
私もみんなと同じように、この展望台から韓国側を望みました。
この方向に、しょっちゅうお邪魔している海雲台(ヘウンデ)があるとか。
夏はカスミが強く、目視できなかったのですが、そこで驚いたのが。。。。。
突然iPhoneが ♪ピロリン!となる
わーーーーー! 携帯がローミングに!!
なるほど、それだけ近いからね。とか思っていたら。。。
不本意ながら、設定を変える前に、gmailを一通受信(痛い~)
まぁ自分のことは良いとして。。。
この展望台の眼下に広がるのが、海栗島(うにしま)。
ウニが獲れるの?そうです。ウニが取れるから、この名前が付いたのですが。。
こここそ、日本の生命線。
自衛隊のレーダー基地があるのです。航空自衛隊鰐浦器材庫(海栗島分屯基地)
対馬の有人離れ島のうち、橋がかかっていない島。
ここで、極東の情勢を24時間365日、自衛隊員が
ウォッチしているのです。
詳しい位置関係は上の地図を見てください。
最近、日本国内で対馬への関心が高まっていることはいい事ですが、「対馬にも自衛隊を配備すべき」とかトンチンカンな論調や、場合によっては例の電話クレームが一部出たりしているようです。あほかい!? 対馬と言えば、自衛隊ですよ。
与那国島と同じようにとらえているのかと思いますが、持論を展開する前に、現状の把握をすることにもっと注力することが今の日本人には不足しているようです。
同時に、事実無根の情報がインターネットに多くはびこり、その情報のウラを取らずに、拡散する輩と、鵜呑みにする輩がそれぞれいるようです。
つまり。
日々のご苦労があり、その監視下で対馬が守られ、その状況において、日本・韓国からの観光客の皆様が楽しみながらお金を落としているわけです。
この状況を、改善するどころか妨害するようなメディアの論調や一部のウェブの論調が出てくることがないようにしてほしいと感じる次第です。
批判すべき点や、意見すべき点は、もっと細かいところにあるわけです。とにかく、日本国民は正確な情報・情報・情報を掴むこと・・・・つまりメディアリテラシーを付けて諸問題に臨むべきかと思います。。
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メディアリテラシーというものの重要性を痛感します。勇ましい(風?)なことを言いながら、現場状況を知らないことの愚かしさも。貴ブログからは「行ってみて感じること」の大事さを知ることが出来ますが、それと同じように「いつのまにか醸成されているもの」のコワさも感じます。いい表現が浮かびませんが…空気?、時代の雰囲気?そういったものです。
航空自衛隊の基地名は「海栗島分屯基地」ですね。グーグルの地図は間違った表記を行っていますよ(今更ですが)。航空自衛隊鰐浦器材庫は対岸の対馬本島にある航空自衛隊の施設名ではないでしょうか?