今回、民宿作元さんにお世話になった私は、翌朝に
こちらの民宿がお持ちの船に載せていただき、定置網漁に同行しました。
場所は、この地図のあたりです。
当日は、作元さんの船に2人の従業員さんが乗って
3名体制で海に出ました。
既に沖合に設置している定置網を、船に備え付けのクレーンで持ち上げ
その網にかかっている魚をすくい上げるという作業を行います。
この漁ではイカやカンパチが獲れますが、他方でコアジも結構取れます。
コアジは別の箱にまとめていました。
数か所の網からお魚を取ると、一路、今度は湾内のいけすへ移動します。
船から漏れる、コアジを求めて、ウミネコが大挙して付いてくるのが、楽しいです。
湾内に到着すると、獲得したカンパチをいけすに移します。
こうして、しばし湾内で養生することで、太くします。
同時に、供給する側としては、秋のシーズンに「何尾供給できるか」の
管理が可能になります。長年のノウハウと知恵が垣間見えます。
さて、そんな矢先、突然カンパチ君たちが踊りだしました!
何だ?何だ?と思って目をやると。。。。
定置網漁で獲れたコアジが、いけすの中に放り込まれます!
カンパチ君にとっては、お魚天国!じゃんじゃん食べてます。
コアジにとっては、生き地獄ですね(笑) 踊る食物連鎖!
一連の朝の作業は90分ほどで終了しました。
対馬において漁業は重要な産業です。と同時に、各戸個別に運営を
しているため、ちょっと上りが悪い方がいると、他の漁業経営者が
日当でのお仕事を割り振って、助け合いを 行っています。
このような人と人とのつながりを長年続け、現地のリアス式海岸という
絶好の漁場を活かして、良質な魚を取り続けておられます。
私たちが、朝な夕なと美味い魚を食べて舌鼓を打てるのも
こういった地道な作業と地元の長年の習慣、そしてこの島の環境が
あってこそなんだということを、否が応でも知ることができます。
この環境があるからこそ、人がこの地を神々しく感じるのでしょうね。
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