民宿作元にお世話になった翌朝、私が向かったのは
対馬最北の港、比田勝(ひたかつ)です。
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宿から、車で1時間もかかります。同じ対馬ですが
陸路の距離は非常にございます。ちなみに厳原からだと車で2時間半かかります。
午前10時頃に到着しましたところ、フェリーが停泊していました。
実は今から、22年前に初めて対馬にお邪魔した時、
比田勝に宿泊した経験があります。
その頃は、比田勝にホテルが確か1か所しかなく、
何とも特徴のない、最果ての地だなぁとくらいしか思っていませんでした。
と、その時に遠方からビートル来訪。
今回、比田勝に行って改めて感じたのは
名実ともに韓国から最も近い日本の玄関口だということです。
つまり対馬というよりも、船で来る人からすると
「比田勝」か「厳原」かは全く意味が違うわけです。
で、さっきのビートルが到着・接岸しました。
港に着くと、急ごしらえでできたプレハブのような
建物がありました。ここが、国際ターミナル(笑)
着いたと同時に、即入国したお客様がわらわらと。。。。
入管と税関がこの中にあるのでしょう。。中を見てませんが。
来ているお客様の動向を見てみると、どうやら個人旅行客が多い。
レンタカー、レンタサイクル、タクシー、の利用が多いとのこと。
レンタサイクル、つまり自転車でどこに行くのか?
なんと3km先のスーパー。そこで買い出しをして、
そしてそして日帰りで帰るとのこと。
自分の物か、転売か、それはどうでもいいとして、
買い物客が渡航している。そしてお約束のように
みんなの手荷物に、ロッテデパート免税店のバッグ(笑)
対馬の方々にヒアリングすると、わかってきたのは、
その昔は入島の窓口は厳原一本だったのが、比田勝が加わり様相が一変。
特に比田勝に来る客はブログで「何もない事」を事前に知ってきてるので
結果的にトラブルが減っているとのこと。まさに自浄作用。
ブログによる情報の浸透により、自らトラブルが減っているげな。
そもそも、メディアでよく報道される「韓国人が対馬でトラブル!」的な
報道は、一部を誇張したうえで、一度報道したらやりっぱなし。
その映像がyoutubeで上がって何度も見られるので、いつまでたっても昔の
情報がそのまま人々に浸透します。
現状は真逆で、お客様も、現地の方も、自浄作用があるわけですから
報道されたようなトラブルは徐々に改善されます。
しかしその「改善された後の話」は報道されません。面白くないから。
このブログは最新の現実を直視するものです。
地元でヒアリングした限り、対馬での韓国人渡航者による
トラブルの全体量は当然のごとく減少傾向にあり、
特に港で見るとトラブルの頻度は、明らかに
「厳原」>「比田勝」とのこと。
韓国人観光客の縮図がここにもありました。
「比田勝」には良質なFITが訪れています。
個人旅行客(FIT)こそが、日本にとって重要です。
あとは、この理解ある顧客へ我々が何を売り、何を与え、
どんな満足を持ち帰らせるか?
今まさに、課題を突き付けられているのは日本側です。
対馬において、日本側がどのような対応をし、何をご提供するのか?
が迫られるようになりつつあるようです。
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