本日は、K2BS/北九州市立大学大学院 マネジメント研究科を訪問し、
マーケティング戦略の講師である岩熊 正道先生のお招きでゲスト講義しました。
岩熊さんはRKB毎日放送の執行役員メディア事業局長です。
以前よりお仕事では大変お世話になっており、そのご縁で講義の一部を任せて頂いております。
毎年ほぼ同じ概論をお話しします。いわゆるMBAコースでは鉄板ですね。
ただ、私の細やかなこだわりとしては
「マーケティング」だけを学ぶのではなく、MBAコースで必修である、
戦略論、ファイナンス、アカウンティングなどが、
どのように密接に連携するのか?
をお話ししたかったという気持ちがあります。
そこで、講義の後半は地元企業を題材に、改めて
MBAコースらしいマーケティング提案を課題として出しました。
今回テーマにしたのは、スターフライヤー社です。
奇しくも私が起業を意識しだした年に創業した地元の航空会社。
とはいえ、マーケティング戦略には非常にブレを感じています。
そこには、株主構成や市場環境などさまざまな要因が
事情としてあるのだろうとは思います。
が、ガバナンスがしっかり機能しているとも思えないほどの
マーケティング戦略のブレを私はスターフライヤー社に対し、強く長く感じています。
そこで、K2BSの学生諸子には若干ハードルが高いのですが
この内容に関するワークショップを体験してもらいました。
短い時間で、内容を取りまとめることはなかなか大変だったようです。
しかも、他の分野に関する学習もまだ十分に進んでいるわけでもなかったようです。
今回各グループが提示したアウトプットは、正直なところ
私自身が想定していたものと比較すると、まだまだのレベルでした。
とはいえ、今回の講義を通じて、今までそして今後学習する
MBAコースのベーシック科目の深みと関連性を体感してもらいたいと思った次第です。
経営学修士を目指して学ぶ内容は、基本的に座学でなんとかなるものではありません。
いかに、アウトプットを訓練し、ロジカルかつ俯瞰的目線を心掛け
積極的な議論への参加をしなければ、単位を獲得したと明言できないくらい
厳しいものだと考えています。
僕の母校の九州大学ビジネススクールでも同様ですが、
単なる資格ゲッターが入学するのではなく、学んだものを
以下に自社や地域に貢献させられるか?という強い使命をもって
学習に臨んで欲しいなあと願ってなりません。
来年も楽しみです。