2019年12月、中国武漢で初めて新型コロナウイルス感染者が出現した後、韓国では2020年1月20日に初の新型コロナウイルス感染者が発生しました。
その方は、中国の武漢から仁川に2020年1月19日に入国した35歳の中国女性でした。
その後、2月中旬までに30人ほどの新型コロナウイルス感染者が発生し、3〜4日間、新しい感染者が増加することなく安定期に入ったかと判断されたものの、
2月18日、31人目の感染者が発生し、新たな局面に入ることに。
31人目に感染が判明した方は、海外旅行歴のない61歳の女性で、
この女性は新興宗教「新天地(疑似宗教) 」の信徒として、大邱新天地イエス教会で31人目の感染者と接触しました。
これがきっかけとなり、新型コロナウイルスに感染した患者が大量発生することになったのです。
31人目に感染が判明した方の嘘と「新天地」という宗教団体の閉鎖性、密着接触、調査非協力によって、感染者が急激に増加することになりました。
31人目の感染者が判明した以降、3日で感染者は400人を超えたとされています。
(新天地大邱教会関係者:231人/青島対南病院関係者:111人)
その後、2月26日、韓国国内感染者は1,000人を突破し、世界各地でも感染者が増加していきました。
3月11日、WHOはコロナ19に「パンデミック(pandemic)」を宣言し、
韓国は3月15日にムン・ジェイン大統領が大邱、慶北一部地域を特別災難地域に宣布しました。
3月15日現在、韓国国内確定者数は8,162人、死亡者は75人とされています。
韓国国内感染者の74%が大邱地域、14%が慶北地域です。
大邱・慶北地域の感染が集中していることから、これは明らかに新興宗教”新天地”の影響であると判断できます。
現在、3月12日から1日の感染者数の増加数が100人台を維持しており、
3月15日には76人、100人以下となるよう、徐々に安定期に入っているところです。
3月15日時点、世界中の新型コロナウイルスのステータスは、
- 感染国:138ヶ国
- 感染者数:152,445人
- 死亡者数:5,740人
となっています。
主要国の現状については、
- 中国語:感染者80,844人、死亡者3,199人
- 韓国:感染者8,162人、死亡者75人
- 日本:感染者803人、死亡者22人
- 日本のクルーズ船:感染者727人、死者7人
- イラン:感染者12,729人、死亡者611人
- 米国:感染者2,726人、死亡者54人
- イタリア:感染者21,157人、死亡者1,441人
- スペイン:感染者5,753人、死亡者136人
- フランス:感染者4,499人、死亡者91人
- ドイツ:感染者3,795人、死者8人
- スイス:感染者1,189人、死亡者11人
- 英国:感染者1,140人、死亡者21人
こうした状況となっており、現在、ヨーロッパやアメリカでは初期段階とし、
今後も確定者と死亡者が増加すると予想さています。