モータリゼーションがすっかり浸透した、今のご時勢において
「ガス欠」なんざを経験した人は、とんとおらんことでしょう。
ところが。先日やらかしてしまいました。
実は僕の場合、原チャリによく乗っていまして、こいつでもってやらかしたのです。
もともとガソリンが4リットルしか入らないので、だいたい100km弱走れば、ガソリンは
消えてなくなるわけでして、ころあいを見てさっさと給油しときゃよかったのですが。
原チャリの利便性ゆえに、時間・スケジュールをついついギリギリに切ってしまうゆえ
給油のタイミングを作る余裕を失いがちなのです。
夜。走っていると。。。ブスンブスンブスン。。。。
国道のど真ん中で、突如減速。。。。やばい。急遽、左端によせ。停車。ガス欠でっせ。
やれやれ。
まぁ近くにガソリンスタンドくらいはあるだろうと、楽観的に考えてたのですが。
意外とないものですね。
ようやく見つけたかと思うと。。。つぶれていた。
今度こそ、と思って見つけると。。。閉店。はえーよ、店閉めるの。
車輪が2つついているのに、妙に重い原チャリ。
高校時代に泣きながら押し続けたスクラムマシーンを思い出した。
「Ready Go!」を心の中で連呼し、久々に背中を張ってお尻を突き上げた
スクラムの格好で、原チャリを押す。
スーツ姿であるだけに、アホ丸出しである。
歩くこと、およそ10分。砂漠の中にラスベガスのネオンを見つけたかのごとく
遠くで輝くきらびやかなモービルのサイン。
スクラムトライを狙うごとく、ダッシュをかけてかけつけると。。。
セルフの店だった。めんどくせー。やれやれ。
ということもあり。
ようやく給油を済まして原チャリ復活。
やれやれ。
これは運動不足への戒めなのか?
それともガソリンを撒き散らしたことに対しての罰なのか?
とりあえずEにインジケーターが進んだら、早めに給油やな。
人間の基本やった。
中免二輪とって、学生の時はブンブンやってた俺も、ガス欠は経験ない!と言っても、400ccバイクはリザーブタンクがあって、ガス欠後に予備タンクに切り替えれば、まぁ10km~20km程は走れたから。突然のガス欠は原付の悲哀を感じるよ。車ばかりの生活で、「あと少しもうちょっと!」と残量わずかの原付を励ましながら、乗ることはもうないなぁ。