不安定な鉄道の安全

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超スピード時代となった今日、まぁはっきり言って常に僕らは死と隣り合わせであることは
どうしても避けられません。なぜならば人間の体がそもそも時速数10km以上のスピードが生む
衝撃に耐えられるような構造にはなっていないからです。

先頭車両、浮き上がった状態で激突…死者75人に[2005.04.26]
兵庫県尼崎市のJR福知山線で25日朝、宝塚発同志社前行き快速電車が脱線した事故で、
電車の先頭車両が線路沿いの電柱に接触し、敷石上をバウンドしたような車輪痕があることが
26日、県警捜査本部(尼崎東署)の調べでわかった。
猛スピードを出した先頭車両が浮き上がった状態で、線路脇のマンションに突っ込んだとみられる。
26日未明から早朝にかけての作業で、大破した1両目から新たに2人が救出されたが、
遺体も相次いで収容され、死者は計76人、負傷者は441人になった。
捜査本部によると、死者の大部分はマンションに衝突した1,2両目に集中し、
ほとんどの人がほぼ即死状態だったという(読売新聞)。

通常の通勤電車の運転席を見たことはありますか?
僕らくらいのように、幼少期に娯楽が少なかった世代は、いわば一億総電車オタク状態でして
なんかなし運転席を覗くような習性がございます。
スピードメーターに目をやると。。。 西鉄の普通電車や急行電車でも、軽く100kmは出ています。
そう、毎日ですよ。あなたが乗っている毎日の電車が時速100kmで走ってんのよ。
車ならばシートベルト装着が義務付けられている速度。電車は一方で立とうが座ろうが
ほったらかしですよ。まぁ高架を走っているときは、比較的安全かとは思いますが、
目の前の踏切にもしも車が入ってきたら。。。などと考えたらぞっとしますな。
つまり毎日の100km超の電車の運行は、線路周辺にいるすべての人たちが、たまたま
法規やモラルを守っているという偶然に支えられて、安全性を保っているに過ぎないのです。
事故の多さや、イメージから、どうしても車と飛行機に危なさを想像してしまいますよね。
これって「シートベルト」が付いているからかもしれませんね。
でも実際はシートベルトが付いていない、電車や新幹線の方が、
もっともっと危険なのかもしれません。まぁ事故率考えたら、どれも変わらんでしょうけど。
つまり、こんなこと考えたくないですが、乗り物に乗るときは必ず「死」を心の片隅で
意識しなさい!ということでしょうか?! やれやれ。まともに生活できんな、こりゃ。


まぁそれにしても。
今回の事故で、被害を増長させた一因として挙げられているのが
「ステンレス製の車体」とな。
で、ふっと思い出してしまうのが、6年前のこの事故。

1999年6月27日午前9時20ごろ、小倉―博多間の福岡トンネルを走行中のひかり351号に、
トンネル壁から約二百キロものコンクリート塊が落下した。直撃された9号車は、アルミ製の屋根が
約12メートルにわたって裂けてめくれ上がった。

もう記憶のかなたに飛んでいってません?
この事故を取材した方から聞いたことがあるのですが、この事故が起こった車両って、
たまたまもっとも古いタイプの0系ってやつだったとか。
古い故に頑丈だったとか。最新式の500系や700系だったら大事故になったかもしれない、と。
ステンレスで軽量化されている分、耐久性に乏しく、コンクリート塊に車体を壊されていたかも。。。
だとさ。
鉄道のスピード競争。安全性を軽視していないかな?という議論が70人以上の犠牲が出て
ようやく湧いてきました。遅かったんじゃない?

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コメント

  1. ちさりん より:

    なんかニュース聞く度に死者の数増えてるねぇ><
    今朝わ90人になってたわ- -;
    多少の時間の遅れよっか 安全の方が優先じゃろう!!
    ペナルティーが科せられるって事で 焦ったのかぁ?
    いまの世の中 どこで死んでもおかしくない
    天災に事故に事件
    気をつけてれば済むことでもないしね~
    やっぱ運?  友達の友人がスマトラの津波のとき
    ちょうど旅行で行ってて。。。
    忘れ物をホテルにとりに帰って助かった人
    先にビーチに行って行方知れずの人  この差は運☆

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