見誤り

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昨日書いた、とある噂。
初めて耳にしたのは先週の水曜日でした。
で、なんときのうの夕方までには、とある放送局のすっぱ抜きがきっかけで
ほぼ各社が、そのニュースを伝えていました。
別に倒産したわけじゃないけど。(詳しいニュースはこちらをご参照)
ただ。
最近の件の会社の動向には、いささか不可解な点もあったそうな。
とにかく、別冊や新しい書籍がかなり出版されていたらしいですよ。
これは何を目していたかといえば「売上」の向上。
ただし、あくまで「売上」だけ。という考え方でしょう。
営業費用を考えなくてもまず売上。。。という考えは、ちょっと下り坂の会社には
よくある話です。
売上を、わざと大幅に落としてでも、抜本的な改革をして
次の5年や10年を乗り越えようとするような計画を立ち上げて実行するような会社は
ほとんど見受けられません。
担当者も単年から数年で変わるので、自分の担当しているときに成果を上げようとすると
どうしても当期の売上だけに固執するのでしょう。
その結果、現場は疲弊し、新しい企画を生み出すにもストックがないので
斬新なものを立ち上げることができない。
結局、赤字が雪だるま式に増えていき、会社の財務体質を圧迫する。。。
ということでしょうか?
似ているなぁ。。。どこかの業界と。
ラジオとテレビという2種類の業種が合わさった業種だから、
費用の計上が合算されているだけに、ラジオ単体での営業費用の把握が
できてないもんなぁ。
だから、ある瞬間に一気に疲弊が形になって現われそうだよな。


ちなみに。
単年度だけに固執する見誤りって、最近ひどく増えた気がする。
単年度という言葉をもっと荒く言えば、「目の前」ということ。
「目の前」さえかっこよくきれいであれば、それでいい。
結局その奥にある、くさいものにふたをしている論理だな。
それで、バブル崩壊後は不良債権が山のように増えなかったっけか?
日本人は、あらゆる業界で同じ過ちを繰り返していないか?
ひょっとして。
そんな人間には経営を任せたくない。

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