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九州の魅力って

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今に始まったことではございませんが、海外から来た観光客にとって、日本の魅力とは
最初は「伝統的な建築物や街づくり」だそうですが、2度以降訪れた方にとっては
「自然」や「温泉」といったが、挙げられるそうです。
そういった意味においては、初来日の外国人は京都や奈良、近場では東京・浅草あたりが
魅力的だそうです。
ところが、「自然」がターゲットになると話は異なり、その対象は「北海道」であったり、「瀬戸内海」で
あったり「九州・沖縄」であったりするそうです。

で、「九州」にスポットを絞った場合、そのオーダーがもっとも集まるのが「Mt.ASO」だとか。
いわゆる阿蘇山ですな。
なぜか?
その魅惑はすなわち「カルデラ」だとか。つまり外輪山を持つ火山。。。。っていうか、元来
火山そのものが、珍しいにもかかわらず「カルデラ式の火山」っちゃなんね?というのが
外国人が持つ魅惑そのものだとか。
そらそうでしょ。外輪山っちゅうのは、世界的に見ても極めてマレで、東京の人間ですら
ぜひ一度行ってみたいっちゅうところなのだから。。。
最近は韓国・中国から来た観光客は、日本、とりわけ福岡や北部九州を目指して来るようで
ツアーも専らそういう系が増えているようです。
で,ご多分に漏れずこのたび僕も,お世話になった外国の方をこのたびお連れすることと
なりました。目的地はもちろん前述の「阿蘇」なわけで。

今回お連れしたのは,中国・上海からお越しのLu先生夫妻。復旦大学の先生でして,
以前からいろいろとお世話になったことの,つながりと言いましょうか,御礼と言いましょうか。
友人数名と車に乗り込んで一路,阿蘇へ。
初めて阿蘇を体感してもらうには,やはり五感に訴えるものをいろいろと取り揃えた方が
いいかなぁ。。。と思い,まずは阿蘇の水源へ。沸き出でる水を,そのまま飲んでもらう。
こういうのって,中国にはなかなかないもんなぁ。白川水源にはもともと神社もあるし
手水をそのまま体験してもらうにはもってこいの場所。
好奇心旺盛な先生は,僕らへ終始質問し続ける。
「あの門は何?」「鳥居」
「あのロープは何?」「注連縄」
「何のためにあるのですか?」「・・・・」
ちなみに,会話は英語。うーん。神社を清める禊の一種なのですが。。。。
清める,禊,英語では何って言うっちゃろーか?わからん。。。
思わず適当に応えてしまった。「make ourselves clean」
って,それ風呂だろ。うーん。未だにわからん。
昼は南阿蘇高森では有名な「田楽」に舌鼓を打つ。
「この魚は何?」
山女は英語で,何というのか?電子辞書にて調べると。。。
「yamame」・・・おい!と突っ込んだのは言うまでもない。
そのあとは,阿蘇の山頂へ行き,草千里へ赴き,草と戯れてみた。
最後は温泉。しっかりと身体を温めて,一日が終りました。
どの程度,ご満足くださったか,僕にはよくわかりませんが,一緒に行ったメンバーも
ご満悦だったようなので,多分大丈夫だろうなぁと,勝手に解釈してみた。
久々に赴いた,九州のへそ。やっぱりいつ行っても心地よい場所でしたよ。

ちなみに。
車の中でも先生の質問は続いた。
・「NIPPON」と「NIHON」の違いは?
・熊本と福岡の違いは?
・アサヒビールとサントリービールの違いは?
とても満足のいく回答はできていない。
とりあえず,英語はやり直し。やれやれ。

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