午前中だけだが久々に休みを取り、プライベートな用事をすませた。
のんびり街を歩くと、発見があるので「ゆとり」って大事だとかみしめたとこ。
駅のそばを歩くと、靴みがきのおばちゃんがいた。
そのおばちゃん、今から8年ほど前、取材をさせてもらいたいと何度も通った人でもある。
久々に見かけ、元気そうというか、シャンと仕事をしていたので驚いた。
「カンベンしてくだっしゃい~」と断られ、結局番組化には至らなかったが…
きょうもサラリーマンが3人並んでいた。どうしてもこのおばちゃんじゃないと
いかんらしい。
通い詰めたころ、Tシャツ・ジーンズの現場服に似合わない革靴をわざわざ履き、
磨いてもらいに行ってた。
戦後からずっと毎日駅下のコンコースにすわり続け、街行く人を見てきたらしい。
号外が配られたり、デモがあったり。。。本当にいろいろな世界を足元から見てきた。
今は僕もスーツ。しかし履いている靴は合皮。偏平足の私でも機能的に歩ける
スポーツシューズ顔負けの履き心地の一品です。ゆえに本皮の持つ光沢や高級感とは
全くかけ離れた足元だね。
靴磨きも、100円ショップでキットを買ったり、機械が仕上げたりする時代。
すべて機能性と合理性の波が、ざんぶと押し寄せているわけで。
僕も日ごろの疲れと、ズボラさから「こだわり」を捨ててるわけでして。
あのおばちゃんは、いつまで靴をみがくんだろう?
僕の靴の寿命より長かったら、これってバチあたりなのかなぁ。
そうえいば、昔は「靴みがき」って子どもの仕事だったよなぁ。
家庭でも。ヤミ市でも。
ってヤミ市は実体験ではないけどね。