きょう手持ちの本を処分しようかなぁと考えてたので、書棚の奥にあった本を出してみました。
すると学生時分に読み漁ってた本がずらっと出てきました。
まぁ出るわ出るわ。。。とりあえず文庫本だけで、
どさっと出てきたので、こりゃなんとかせにゃと
思った次第でございます。
ボクは元来、読書という行為を大学に入学するまで、本当に一度もしたことがなく
読書そのものが、死ぬほど嫌いでした。原因は国語の授業と読書感想文。
今思うと、読書感想文という下らない課題をなぜ学校教育が、頑なに課し続けたか
本当に不思議で、本当に腹立たしく感じます。
この義務が消えた瞬間から読書への欲望が湧いてきました。
と同時に、大学に入学したころから友人の読書量に驚き、恥じた記憶もありました。
自分の知的レベルが低いんじゃないか!?ってね。
で、ボクの本棚にあった本の中でかなり変り種なものがありました。
「読んだなぁ~こんなの。。。」と言ってしまったやつですな。
まずは両極端なやつ。
マルクス、エンゲルスの「共産党宣言」
岩波書店
売り上げランキング: 48,937
ならびにアドルフ・ヒトラーの「わが闘争」
角川書店
売り上げランキング: 7,426
大学1年んときだったかな?両極端な政治主張をアイロニーたっぷりで読んだ記憶があります。
さらに読破したやつの中には、こんなのも。
「孫子」 これはいわゆる「孫子の兵法」ってやつね。もう一度読み直そうかなぁ。
今でも役に立つ考え方や戦略方法って、結構載ってるもんね。
岩波書店
売り上げランキング: 140,827
「蹇々録」←読める? 「けんけんろく」といいます。
陸奥宗光著の回顧録。
幕末の志士であり、明治新政府の外務大臣で条約改正を実行に移したカミソリ陸奥の回顧録。
幕末は坂本龍馬の弟子で、その後も彼のイズムを受け継いだまま日清戦争や条約改正に
臨んだ人だけに、書いてある内容も、めっちゃリアルです。
で、そんな中でも一番お勧めなのがこれ。
元5,000円札の新渡戸稲造って何者なんかい?って思っている人も多いでしょうが、
彼イコールまさにこの本。西欧列強に日本人の心を伝えたこの1冊は今改めて読んでも唸ることばかりです。
本当は書いた相手が平成の御世の日本人に宛てたんじゃないか?って思うくらい、
日本人って、そもそもどんな人か?っちゅうのが分かりやすく書いてあります。
やっぱ処分したくなくなってきた。もちっと取っておこーかなーって思ってきてます。
ちなみに。
先日、マスコミ就職を望む大学3年生たちと飲む機会がありました。
話題になったのは「フリートークをうまくしたい。。。」という内容。
面接でのトーク、アナウンサー志望ならフリートークは絶対に必要なはず。
「どうやったら、うまくなりますか?」と尋ねられた。
大変厳しいことを言いますが、この質問をしてくる段階ですでに合格はないと思いますよ。
なぜなら答えはアドバイスする間もなく、誰でもわかることだから。要素は二つ。
1)「話題の豊富さ」
2)「語彙力の強化」
これでしょ、誰だってわかる話。
1)は新聞雑誌をはじめ、とにかく読書量にかかっています。
2)は漢字・敬語・四字熟語から短歌・俳句・童謡・落語・漫才・講壇といったものの学習。
つまりすべての作業はインプットにかかっているわけ。
今までインプットの作業をしてない、しようとしていない人にフリートークは絶対にできないよ。
「こいつって話題が豊富だなぁ、よく知ってんなぁ」と思う人が3年生にはいないんだよな。
わずか1年の違いでそんなに能力に差があるとも思えないし。やっぱり心がけかなぁ。
ただ、今からがんばってもやっていけるはず。要は意識の問題じゃないかなぁ。
最近、本を読んでいません。雑誌はよく読みますが、ちょっと読書不足だと心配しています。
語彙力もかなり低下しているようで、勉強しなおさなければと痛感しています。
でも、大学3年生の子たちにいうのは「このブログをしっかり読みなさい」といいたいね。われわれも耳の痛い問題だしね。
ではでは。。。
つかぬ質問だが、メールアドレスを入れないでいい方法はあるのかな? 入れなきゃ書き込めないのね。適当に入れているけど、最近、またスパムが増えてきてね(-д-メ