台風が近づいている。
ボクの会社では今週末、大事な大事なスポーツイベントがある予定。
現在のところ、台風の動きに戦々恐々としているのです。
さて、夏の台風は、自分にとってつらい思い出ばかり。
なぜか?
夏はイベントが多い。スポーツイベントや公開生放送など。
担当になったことが結構多い。スタッフを100人近く連れて前日から泊りがけ、
リハーサルを何度もして、ようやく本番。。。。というときに、
「雨」に見舞われたことが多いのです。
特に暴風雨、台風、雷雨などしゃれにならない降り方。
しかもスポンサーさんが付いているときが多かったりするから、縁起が悪いディレクターの代名詞。
それがボクだった。
いつのころからか
「雨が降るから自宅謹慎」と冗談めいてか、本気か言われることがよくあったり。
入社4年目のとき、渇水さわぎがあった。7月はじめごろ。
「お前がダムのそばに行ったら、降るんじゃねーのか?」と言われ、ダムから生中継した。
どうせ、そんな話あるわけねーと思ったので、行ってやった。
すると。
30日近く雨が降らなかった福岡のとあるダムの湖畔で、朝の6時から雨が降り出したのです。
ダムの水位も上がる。せっかく渇水の情報を仕込んで放送の準備をしていたのに
内容がみんなパーになった。
「きのうまでは、こんな感じだったんですが、きょうは水が増えていますね。」と苦し紛れにトーク。
スタッフ爆笑。やっぱりチカラはホンマモンだったと。
嬉しくない。
ラジオに異動しても神通力は続いた。
協賛いただいた大事な全面生中継。テントが吹っ飛ばされるくらいの強風+雨。
機材に水がしみこみ、放送事故っぽくなる。やばい。
いつだったか、忘年会でボクが雨を降らせた回数をご丁寧に数えられて打率を報告された。
実に50%。
それだけ、雨を降らせた。ザーーー。。。
「アメタイ」
こんな言葉を会社の打ちあわせでよく聴く。
「アメタイ」=「雨対策」のこと。仮に雨の場合は・・・こうこうこうなります!みたいなことを
打ち合わせで言うのもディレクターの大事な仕事。
で、こういう打ちあわせは、和気藹々と楽しい雰囲気にすることも重要。
ボクはいつも
「えー、今回の担当ディレクターが私ですので、まず『アメタイ』の話からいたします!」と
ノタマウと、全員が爆笑した。こうやってウケをとって、雰囲気を和ませた。
本人は結構 自虐的なギャグだと思っているのだが。
でも、ネタとして面白かったりもするのね。こんな人、他にもいるのかなぁ?