仕事で担当していた「大英博物館の至宝展」がようやく終了しました。
お越しいただいた皆様、まずはありがとうございました。
最終日の閉館後、人数集計をしたところ・・・
6月13日(日)の最終日の人出をもって、30万人を突破したことがわかりました。
これって「すごい」ことです。
当然のことながら、前代未聞の快挙。
東京で51万人、神戸で36万人、で博多で30万人かぁ。
ここまで人を寄せ集める大英博物館の収蔵品の魅力って、なんだろうなぁ?
やっぱミイラかなぁ?
どうでもいい話だが、「ミイラ」を英語と思っている人が異常に多いことに驚いた。
日本語で「木乃伊」と書いて「ミイラ」。
落語の演題に「木乃伊取り」っちゅうのがあるほど、日本語に馴染んだ言葉。
じゃあ、日本語・・・? じゃない。 実は英語以上に日本語に馴染んだ外来語・・・
「ポルトガル語」なんだよね。
「木乃伊」という漢字は当て字。しかも驚いたことに、オランダ語のmummie を漢訳したものだそうな。
つまりミイラの概念や学問、文化はどうやら室町末期から日本に入ってきたものの
江戸時代の蘭学で発展を向かえ、明治以降に一般市民にきちんと伝わっていたよう。
オランダ語のmummieから派生して(っていうか、どっちが語源か知らんが・・・)
英語ではミイラのことをmummy(マミー)。
お母さんのことではない。 幼児用のドリンクの名前でもない。
閑話休題。
ミイラ談義が、長くなったが これだけ盛り上がって、自身も深く関わった大英博物館。
行ったことがない。30代はヨーロッパデビューをしてみたいもんだ。
原野や大自然・・・マイナーなところに20代は積極的に行き過ぎたからなぁ。
大きな仕事がひとつ終わると、旅に出たい気持ちになる・・・
なーんて甘いことを言ってられんのが、世の厳しさ。 仕事~仕事っと。はいはい。
このあと大英博物館の至宝展は新潟に移動。
新潟では、ブレイクするか?
収蔵品の中には、イラクのものも結構ある。
見ているだけで身につまされる。
これら収蔵品が、大英博にいたった経緯を考えたら・・・。
まずはお疲れ様でした!
私も行きましたがあの長~い行程を苦もしないほど楽しめました。次の企画、楽しみにしております!!
木乃伊が「mummie」から来たというのははじめて知りました!流石一平ちゃん!ついでに「ミイラ」はポルトガル語の「ミルラ(mirra)」から来た言葉なんですよね。因みに「ミルラ」とはミイラの防腐処理に使われた樹脂の一つ、カンラン科ミルラノキ属 Commiphora の植物から浸出する樹脂で、没薬(もつやく)として使われたんだそうです。以上、これまた小ネタでした(笑)