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後戻りのための黄金の橋 

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「山に埋めるぞ」女子高生に乱暴、RKB記者ら逮捕[2006.04.02]

福岡県警は2日、女子高生に乱暴したとして、RKB毎日放送のスポーツ担当記者、北村浩之(29)(福岡市西区)、ガソリンスタンド店員田島敏男(39)(福岡県大野城市)の両容疑者を、集団強姦、監禁、わいせつ目的誘拐の疑いで逮捕した。RKBは同日付で北村容疑者を懲戒解雇した。調べによると、両容疑者は共謀し、昨年11月15日、出会い系サイトで知り合った山口県下関市の女子高生(17)(当時2年生)を呼び出して福岡県大野城市のホテルに連れ込み、「叫んだら山に埋めるぞ」などと脅し、約2時間にわたって乱暴した疑い。女子高生が数日後、県警筑紫野署に被害届を出した。両容疑者は、若い女性に乱暴することに興味のある者が集まるインターネット上のサイトで知り合った。犯行までに1回会っただけで、県警はこの時に実行を決めたとみている。県警は女子高生の携帯電話に残されたメールの記録などから、北村容疑者を割り出した。RKBは東京放送(TBS)の系列局。北村容疑者は2000年4月に入社し、営業部や報道部などを経て、04年7月から本社スポーツ部に所属していた。RKBの石上大和社長は記者会見で「公共性が高い放送局で、許し難い犯罪の逮捕者を出し、誠に申し訳ない」と謝罪した。(読売新聞)

 

 

「後戻りのための黄金の橋」

刑事政策にこういう言葉があります。自らの意思で思い立った犯行を中止した場合は刑を減免するというもの。この考えの一環で法律を学ぶという学問や習慣が世にあると言われています。法律の知識があれば、そもそも罪を犯さず犯そうとしても、損得の天秤をかけて、罪を止める…ということ。

ちょっと考えれば、間違いなくヤバいとわかる…つまりコマってコマって仕方なくした窃盗や詐欺、証券取引法違反ならまだ情状酌量の余地はあるでしょうが、今回はない。全然ない。一報を聴いたとき、絶句した。すごくショックだった。

何がたまらないか? 同社に働く友人や先輩、同僚、知り合い…みんなが気の毒でならん。築いた信用もなくなり、色眼鏡で見られる日々を送らなければならない。それがとてもつらい。で、それ以上に実は僕らにも同じような色眼鏡で見られる日々がしばらく来ることを覚悟しなければなりません。放送局の連中なんて…という目線。でも。こういうときが、ひょっとしたらチャンスなのかもしれん。そういう意味では、守られた業界は、こういうときに変われるのかもしれんのだから。とにかく。明日から…というか今からが始まり。年度も変わっていきなりだったけど、がんばりましょう。

 

それにしても。本当にこんな罪を犯して、つかまらない…とかそもそも罪じゃないとか…思ってたのかな。あるいは。被害者もブが悪いからしゃべんないだろうとか。だとしたら。アホだな。マジで。こういう言い方が、この場でふさわしいかどうか知らんが、放送局の連中はインターネットに弱いのでは?と思った。捕まった経緯を読むとね。

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