いろいろ海を見てきたが、今日ほど心が癒されたことは、そうそうなかったなぁ、と記憶しています。帰りがけに立ち寄った瀬底ビーチ。この海は本島において最も綺麗なビーチのひとつではないでしょうか?ビーチ横の小さな防波堤から海の中を臨む。
中には小魚がいっぱい泳いでいた。と、そのとき、カンパチと思しき1m程度の魚群が猛烈なスピードでその群れへ突っ込んできた。もちろん小魚をご馳走に食べにきたわけですが。その様子の一部始終を間近に見られるわけです。しかも魚が跳ねる瞬間も見られるわけで…。この海をしばし見ていて、僕はあることを考えました。
それは。なぜこの海は美しいのか?なぜこの海は透き通っているのか?なぜこの海に吸い込まれそうになるのか??
ウチナーの子どもたちは内地の海を「池」と思っているそうな。理由。汚いから。透き通っていないから。
わかりやすい。
よどみきった博多湾を知る子どもは、ひょっとして美ら海を見て「プール」と思うかもしれない。
沖縄の海が美しい理由はただひとつ、珊瑚の貢献に他ならない。彼らの存在がどれだけ沖縄の観光に貢献していることか?その珊瑚を汚し、潰そうとする人間の愚行は、単なる自殺願望としか思えない。
今後、わが子たちに「環境問題」をのたまう場合。とりわけ「海を綺麗に」とのたまう場合。子どもたちには「何が綺麗で何が汚いか?」を客観的にわからせる必要がある。比較対象や合格物件がないと今の自分に問題意識が芽生えないから。そういう意味では、この地に子どもたちをつれて、海におっこどす意味はあるな。と、そんなことをぼーっと考えていたのでした。つれてくる日まで、この美しさが持てば…の話ですが。
瀬底島いいねー。4月に渡ったよ。ビーチでゆっくりはしなかったけど、サトウキビ畑とかいったなー。
でも、沖縄のサンゴもあやういもんねー。うちの息子はまだ怖がりだから、海に入っていないんだ。きれいな海のすばらしさと美しい森が残る場所に連れて行って教えてあげたいねー。