ということで、また沖縄へ来た。毎度毎度思うのだが、「ちゅらの会」に入り三線を学びだしてからというもの主宰のフジイさんのおかげで、マジでディープかつ本質を捉えた沖縄を学ぶことができている。その本質の最たるものが三線ではないか?と思うわけです。
楽器としては単純ですが、歌とあわせて初めて成立する三線の世界は、そうそう生易しいものではございません。古典を学べばさらにすごいことになるでしょうが、あくまで趣味として捉えている僕には、今のところそこまでの余裕はない。で、沖縄に着いた日の夜に那覇市内にある「さしみん」という居酒屋へ。
小アガリの座敷には既に師匠がいた。「ようこそ、ようこそ」と握手。早速乾杯。少々緊張気味。ついついひたすら飲んでしまった。なぜ緊張するか?そらもちろん、練習していないから。ということで、早速弾いてみる。♪芭蕉布(ばしょうふう)
この歌、結構難しい。リズムはワルツ。声も高い。しかもできることならコブシを効かせたい。でもそうするとドシロウトの僕には弾く方の手がずれることも。
やっぱり数箇所間違える。うーん。うーん。連度を上げなければ・・・。師匠の宮城先生は「語るように、奏でるように、弾かないとね」と。
師匠の歌は間違いなく「語って」いた。この差は何だろう????ということで、益々精進を誓った夜だったとです。それにしても。
今回参加したメンバーはみんな三線を弾ける人ばかり。店には三線自体が6つばかりあった。全員で安里屋ユンタを弾いたときには、店にいた他の客が驚いていた。なんのことない、僕が一番びっくりしていた。全員で弾くと結構インパクトあるなぁ。と。また課題ができたなぁ。