先日、こんなコラムがあった。
「このままでは無線LANに取って代わられるワンセグの問題点」
いきなり過激なテーマ設定。
要はワンセグ放送の問題点として、ユーザーが持っている各キャリアで視聴する際、
画面を横にすると16:9のワイド画面が液晶全体に表示されるのだが、
代わりにデータ放送は表示されなくなってしまうそうな。
つまりそうなると、ワンセグを見ながら通信領域に行くというきっかけが
なくなってしまい、意味ねーじゃん、ということになるわけです。そらそうだ。
で、さらに驚いたのは逆に無線LANのインフラ整備がとんとん拍子で進んでおり
福岡じゃまだ考えられないけど、「つくばエクスプレス」では走行中の車内で
使えるそうな。すげー。
となると。
ロケーションフリーをかまして、TV視聴がいとも簡単にできるようになる
ということだな。これってすごいと同時にTV局的にはかなりやばい。
つまりTV局が完全にコンテンツ供給会社に成り下がるかもしれんわけだから。
参照URL
つまりは。
ロケーションフリーを使えば、生放送はもちろんのこと
自分の好きなコンテンツ…つまりDVDだ、録画モノだ、となんでも
オンデマンドで見られるわけです。
で、その通信媒体(もう放送とはいえない)に、放送局は一切
かかわっていないわけです。
発信側と受信側との間に放送という道路を使うことがますます減ることに
なると、いよいよ放送局の優位性はなくなるわけで。。。。
うむむ。。
>つまりTV局が完全にコンテンツ供給会社に成り下がるかもしれんわけだから
ご存知の通り、現在では外部スタッフ無しに 放送は成り立たなくなって来ています。
少なくとも福岡では その依存度は年々増すばかり。
今はまだそれでも何とかなっています。
一方、東京を中心とするプロダクションの動きは 放送に囚われ無い仕事へのシフト。
それはwebだったり、DVDの自主制作だったり、CSだったり。
だって今後の地上波に明るい材料は無いし、リーチは少ないけど好きな事ができるし、収入的には変らない。
このままだと放送局はコンテンツ供給会社にすら成り得ない気がします。(ニュース系を除く)
PS
プロダクションも人材不足。これは全国的にそうみたいですが。
テレビ業界全体がマズい状態だよなぁ。