僕のビジネス論

地域ブランド開発に関する誤解

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地域ブランド開発に関する思考の手順を棚卸しました

地域ブランドの開発や販路開拓などの相談をたまに受けることがあります。中には自治体の職員の方もいらっしゃいます。地域ブランドを開発しようとする自治体や地元の方々の苦労は尊敬に値します。

ただ認識違いも多い。以前ツイッターに連続ツイートしたことを改めてブログにまとめてみたいと思います。

換言すると、地域イメージがすでに刷り込まれている地域の特産品は「消費者との価値創造」という点で優位性があります。

たとえば九州の場合ですと、呼子のイカや、伊万里の牛肉などが典型です。観光地として成り立っており、顧客が既に土地を知り、行き来してその場所(地域)の価値を知っているからなのです。

流通やマーケティングの知識がないような担当者はすぐに、「ウチのブランド商品をデパートや量販店に置いてくれ」などという安易なオーダーをしてきます。ありえません。

量販店からすれば、「その商品は売れるのか?」「いつでも手に入るのか?」「ウチは儲かるのか?」をまず考えます。当然ですが。ここではっきり言っておきますが、売れないものを置くリテールは存在しません。

マーケティングやランキング作りといった競争市場に合った施策は生産者のモチベーションを削ぐなどと荒唐無稽なことを言って抵抗しては地域住民の血税を、その場しのぎの即売イベントなどにつっこんでその場しのぎの売上で満足する。。でも販路は当然開拓できないまま。。そうなったら最悪です。地元住民の中でも生産者と消費者との溝はますます深まってしまいます。地域住民の血税が、やる気のない商品開発や販売に投下されることは避けたいものです。

これじゃ、堂々巡りですね。。。

商品開発とブランド開発はそれだけ難しいものです。そしてそれは行政施策ですべきことではないと、僕は考えます。

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