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ツイッターには経営者・採用担当者の本音がたくさんあふれています
そもそも「採ってはいけない」人材とは?
採用を考える企業は「採りたい人材像」をよく求人情報に掲載したり、企業説明会でお話しているケースが多いようです。しかし、よーく考えてみると、その真逆の発想をきちんと可視化している企業って、意外と少ないと思うのです。
採用の本質には「採用してはいけない人材を明確にする」ということがあると思う。
「求める人材」は明確にしているが、採用してはいけない人材を明確にしている企業は少ない。— 高橋優也🏔アチーブメント人事マネジャー兼社長室長のつぶやき (@yuyaachievement) December 20, 2020
【採用要件と採用ターゲットは、根本的に違う】
どういう人に入社してほしいか?を考えるのが『採用要件』
どういう人だったら入社したいと思ってくれるか?を考えるのが『採用ターゲット』
中小ベンチャー企業は
採用ターゲットをちゃんと考えているかどうかで、成果に天と地ほど差がつく印象。— 石川哲也 @白潟総研 | ソーシャルリクルーティング株式会社 (@ishikawa_ssoken) February 17, 2020
そういやそうだなぁ… でも改めて、どんな人間を採るべきではないのか?を文字にしたことがないかもしれません。
採用で絶対に入れてはいけない人がいる。
・基本的に他責
・他人の悪口が多い
・徒党を組む
・指示待ち
・情報、ネットワークを自分で囲う
・根回しだけはうまい
・上記に悪気がないそういう人に限って生命力が強い。
入社選定も大変だが、辞めてもらうのはもっと大変。— 権 基哲/関西ベンチャー支援家/ベンチャーYouTuber/公認会計士 (@kwonchan55) July 3, 2019
経験者からのアドバイスがありました。なるほどー。言われてみると、こういう人っていますよねー。辞めてもらいたくなるケースもあるのに、こんなタイプの人ほど、辞めないんですよね。
え?では、改めて、どんな人を採用すべきなのだろう??
まず「ダメな人材像」を明確にした場合、その後に「どんな人だったらいいのか?」って考え方や基準も、企業は明確にしておかないといけませんよね。なんとなくで選んでいませんか?どんな人であれば…のアドバイスも、経験者の皆様からいろいろ発信されています
どんな職種でも採用する際は
❶地頭、思考性
❷コミュニケーション
❸スキル
の総合点で判断するが、採用ミスする時は必ず❸を重要視した事が原因である事が多い。採用で最も大切なのは❶である。❶は修正が難しく特に年齢が高いとほぼ修正は不可能だ。スキル高くても優秀人材とは限らない。— Tyler444 (@Tyler_consul) April 27, 2021
ついつい、対象者のスキルばかりに目が行ってしまいがちですが、そこにトラブルの種があるようです。そして、ヒアリングをするポイントにこんな内容を垣間見ようとしている人事担当者もいました。
人事5年、累計500人以上採用して分かったやりがいもって働く人の特徴10選。❶素直❷ポジティブ❸他責でなく自責❹必死に努力した経験がある❺揺るぎない目標を持ってる❻やりがいを求めてない❼結果にこだわってる❽人間関係を大事にしてる❾自分の得意・不得意を理解してる➓最後はプロフ書きました。
— おおくぼ|人事のヒミツ基地 (@okb0301) March 28, 2021
テーマを「やりがい」に絞った場合、このような項目が抽出されたようです。
一方で、成長著しいベンチャー企業の採用担当者(役員クラス)が、明確に口にしていたのは、以下のポイントでした
先ほど当方のクライアントの人事担当者と面談をした
同社の内容はすべて秘密ですが・求める人材像
・日本人新卒採用における学生への印象
・強い不満
を吐露されたので共有しておきます・求める人材像
「チャレンジできる人」
「変化に順応できる人」
「将来像を語れる人」
「自分から動ける人」— 松清(まつきよ)一平 接客サービス人材・IT・CAD人材採用&インターン支援 (@matsukiyoippei) July 29, 2020
やはり「自責」「自発的」というあたりのキーワードが多いようですね。今の大卒予定者に、このような会社側の考え方が伝わっているかどうかは疑問ですが、内定が出る人材が複数の企業で重複するのも、うなづけます。
でも、よくよく考えて!あなた達も見られている
「最近の若い奴は…」というセリフは古今東西どこでも聞かれるようですが、そんな言葉を漏らす会社や経営者、採用担当者は、就職活動をしている学生や転職志望者からも、ウォッチされていることだけは、決して忘れてはいけません。あなたの会社が求める人材像を明記するということは…「あなたは、そういう人材なのよね?」って問われるわけです。
【就活して思ったウザい面接官の特徴】
・高圧な態度で詰めてくる
・終始、粗探し
・タメ語で馴れ馴れしい
・永遠にiPadみてる
・目を合わせない
・無愛想
・例えるなら尋問面接
・小馬鹿にしてくる
・学歴マウントかけてくる
・無意味な質問をしてくる質問の意図が分からない面接官は意外と多い。
— take@17年卒で採用担当 (@recruiter_take) March 19, 2020
態度が不評の企業での面接の様子は、SNSなどですぐに拡散される時代です。採用されなかった人はあなたの取引先になったり、顧客になったりする可能性だってあります。今後いつどこでどのように会うかも分からないのですから、くれぐれも下手な態度は取らないように気を付けたいですね。
採用で成功するには、
「どう選ぶか」の前に
「まず選ばれる」ことを
意識した方が良い🙄・応募者が入室したら
起立してお出迎え
・応募いただいたことに感謝
・応募者が話している時は
笑顔で合いの手や相づち
・応募者の話に合わせて
自社の魅力や課題を説明小さなことでも印象は決まる✨
— うちだ🌏白潟総研の採用副室長 兼 コンサル🐙大阪支社 (@uchida_ssoken) May 28, 2020
応対している以上は、あなたも会社の看板。小さなことでも印象は決まるということを、常に意識して採用活動に対峙してください。あなたの態度の良さがあって、初めて「採用したい人材像」「採用したくない人材像」の可視化・言語化の効果が、求職者にまで伝わると思います。
これが世界初の求人広告!
最後に、南極探検隊員募集告知に書かれていた募集文を改めて読んでみましょう。こんなワーディングでの募集をしている会社があるかどうかは分かりませんが、精神は伝わってきますよね!
1900年、ロンドン新聞の片隅にアーネスト・シャクルトン氏が南極探検隊員募集のメッセージを記した。
「求む隊員。至難の旅。僅かな報酬。極寒。暗黒の日々。絶えざる危険。生還の保証無し。成功の暁には名誉と賞賛を得る」これが世界初の求人広告となる。スタートアップ求人の究極の理想文だ。 pic.twitter.com/nh0uNBzfn0
— 堀尾 司 | All Personal代表 | CANTERA (@horio_jp) December 29, 2019